このところ晴天続きだけれど、着物はきそびれてます。
天下晴れて単衣を着られると言うのに、着物着るの更新もなく、すみません。
昼間は麻の着物でもいいわ、という程の日差しだから、
もしきっちりと衣がえを守っているならば、
単衣の軽さ、涼しさにほっとするんでしょうね。
なしくずしに5月から単衣を着ている私なぞは、
そういうありがたい開放感は味わえないのだ。
せめて食卓にはと、鮎の塩焼き食べました。
じとじとシーズンを前に植木もバシバシ切ってます。
昨日の日曜日は思い切って羅物の裄出しを決行。
古着はすべて仕立て直ししたいところだけれど、それが出来ない物もある。
そのこころは、ずばり生地が弱っているから。
ほどく前にそれを確認しないと、ほどいたは洗い張りは出来ないはで、
とんでも無い目にあう。
昨日チクチクした着物はどうやら洗い張りは無理そう。
袖丈は1尺8寸あるけれど、着丈は対丈より少し長い程度。
で、袖幅をいっぱいにして、身頃の袖付けもギリギリまでのばす。
こうすると、肩山がピョコンと飛び出してしまうので、脇縫いもほどいて身八つから斜めに縫う。
袖丈を1尺3寸に切って、その裁ち落とした布で簡易おはしょりを作る。
これだけするのに日曜日の半日使っちゃいましたが、
この状態で、丸洗いに出しましょう。
「夏は来ぬ」
作詞 佐々木信綱 作曲 小山作之助
卯の花の におうかきねに
時鳥早もき鳴きて しのび音もらす
夏はきぬ
五月雨の そそぐ山田に
早乙女が 裳裾ぬらして 玉苗植うる
夏はきぬ
橘の かおる軒ばの
窓ちかく ほたるとびかい おこたり諌さむる
夏はきぬ